【2025年最新】米国高配当ETFランキングTOP10|利回り5%超え厳選&徹底比較
こんにちは。もりおです。今回は、2025年最新データをもとに、利回り5%超えの米国高配当ETFを徹底比較して、ランキング形式でご紹介します。
・米国高配当ETFで安定収入を得たい方
・配当利回り5%以上の銘柄を探している方
・ETF投資初心者から中級者の方
1. 米国高配当ETFとは?
1.1 高配当ETFの基本
米国高配当ETFは、配当利回りの高い米国株をまとめて投資できる上場投資信託です。個別株を1つずつ選ぶ手間がなく、少額から分散投資ができる点が魅力です。米国株は年4回の配当が一般的で、3ヶ月ごとに安定した収入を得られます。
1.2 高配当ETFのメリット
主なメリットは以下の3点です。
①定期的なインカムゲイン:年4回(または毎月)の配当収入が得られる
②分散投資効果:1銘柄で複数企業に投資でき、リスク分散が可能
③低コスト運用:経費率が0.06%~0.6%程度と低い
2. 【2025年最新】米国高配当ETFランキングTOP10
それでは、2025年10月時点の最新データをもとに、利回り5%超えの米国高配当ETFをランキング形式で紹介します。
第1位:QYLD(配当利回り:約12.0%)
正式名称:グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF
配当利回り:約12.0%
配当頻度:毎月
経費率:0.61%
運用戦略:NASDAQ100指数の株式を保有しながら、コールオプションを売却してプレミアム収入を得る
特徴:ナスダック100銘柄にカバードコール戦略を適用し、超高配当を実現。毎月配当が受け取れるため、定期的なキャッシュフローを重視する投資家に人気。ただし、株価上昇時の値上がり益は限定的。
第2位:JEPQ(配当利回り:約10.4%)
正式名称:JPモルガン・ナスダック株式プレミアム・インカムETF
配当利回り:約10.4%
配当頻度:毎月
経費率:0.35%
運用戦略:ナスダック100銘柄約80%+特殊債券20%の組み合わせ
特徴:ハイテク銘柄中心の高配当ETF。テクノロジーセクターが約50%を占め、成長性と配当のバランスを狙う。JEPIのナスダック版で、QYLDより株価上昇の恩恵も受けやすい設計。
第3位:JEPI(配当利回り:約7.6%)
正式名称:JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF
配当利回り:約7.6%
配当頻度:毎月
経費率:0.35%
運用戦略:S&P500の低ボラティリティ銘柄80%+特殊債券20%
特徴:ディフェンシブな銘柄選定で、値動きを抑えつつ高配当を実現。JEPQよりボラティリティが低く、安定志向の投資家向け。毎月配当で計画的な資産運用がしやすい。
第4位:XYLD(配当利回り:約10.0%)
正式名称:グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF
配当利回り:約10.0%
配当頻度:毎月
経費率:0.61%
運用戦略:S&P500指数の株式を保有しながら、コールオプション売却
特徴:QYLDのS&P500版。より分散された500銘柄への投資で、ナスダック100より安定性が高い。超高配当ながら市場全体に投資したい方向け。
第5位:SPYD(配当利回り:約4.5%)
正式名称:SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF
配当利回り:約4.5%
配当頻度:年4回(四半期)
経費率:0.07%
運用戦略:S&P500の中から高配当80銘柄を均等配分
特徴:金融・不動産・公益事業が中心で、景気敏感セクターの比率が高い。利回りは高めだが、景気後退時の下落リスクあり。経費率の低さは魅力。
第6位:HDV(配当利回り:約3.7%)
正式名称:iシェアーズ・コア米国高配当株ETF
配当利回り:約3.7%
配当頻度:年4回(四半期)
経費率:0.08%
運用戦略:財務健全性の高い75銘柄に集中投資
特徴:エネルギー、ヘルスケア、生活必需品など、ディフェンシブセクター中心。財務健全性を重視した銘柄選定で、減配リスクが低い。安定重視の王道ETF。
第7位:SCHD(配当利回り:約3.5%)
正式名称:シュワブ米国配当株式ETF
配当利回り:約3.5%
配当頻度:年4回(四半期)
経費率:0.06%
運用戦略:配当成長性と財務健全性を重視した約100銘柄
特徴:10年以上連続増配の実績。配当利回りは控えめだが、長期的な配当成長と株価上昇の両方を狙える。経費率最低クラスで長期投資向き。
第8位:VYM(配当利回り:約2.9%)
正式名称:バンガード・米国高配当株式ETF
配当利回り:約2.9%
配当頻度:年4回(四半期)
経費率:0.06%
運用戦略:約530銘柄への広範囲分散投資
特徴:構成銘柄数が最多で、分散効果が最も高い。配当と値上がり益のバランス型。金融、ヘルスケア、生活必需品が中心で、安定した長期運用に最適。
第9位:PFF(配当利回り:約6.3%)
正式名称:iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF
配当利回り:約6.3%
配当頻度:毎月
経費率:0.45%
運用戦略:優先株式に投資する特殊なETF
特徴:優先株式は債券と株式の中間的性質を持ち、高配当が魅力。ただし金利上昇リスクに弱く、上級者向け。金融セクターの比率が高い。
第10位:DHS(配当利回り:約4.8%)
正式名称:ウィズダムツリー米国高配当ファンド
配当利回り:約4.8%
配当頻度:毎月
経費率:0.38%
運用戦略:独自基準で選んだ約400銘柄に投資
特徴:毎月配当で安定したキャッシュフローを提供。経費率はやや高めだが、配当頻度の高さが魅力。VYMとSPYDの中間的な位置づけ。
3. 目的別おすすめETFの選び方
3.1 安定重視なら:VYM・SCHD・HDV
配当利回りは3〜4%程度と控えめですが、財務健全性が高く、長期的な増配実績があります。株価の値上がりも期待でき、トータルリターンで見ると優秀です。初心者はまずこの3つから検討するのがおすすめ。
3.2 高配当重視なら:SPYD・DHS
配当利回り4〜5%台で、四半期または毎月の配当収入を得られます。景気変動の影響を受けやすいため、他のETFと組み合わせて分散投資するのが賢明です。
3.3 超高配当を狙うなら:JEPI・JEPQ・QYLD・XYLD
配当利回り7〜12%の超高配当が魅力ですが、カバードコール戦略により株価の大幅上昇は期待できません。短期〜中期的なインカムゲイン重視の方向け。ポートフォリオの一部(10〜20%程度)に留めるのが無難です。
4. 高配当ETF投資の注意点
4.1 二重課税問題
米国ETFの配当は、米国で10%、日本で20.315%の二重課税が発生します。確定申告で外国税額控除を申請すれば、米国分の一部または全部を取り戻せます。NISA口座では米国の10%のみ課税されます。
4.2 為替リスク
配当は米ドルで受け取るため、円高になると円換算での配当額が減少します。逆に円安なら配当額が増えます。為替変動も考慮した上で投資判断をしましょう。
4.3 配当だけでなくトータルリターンで判断
配当利回りが高くても、株価が大きく下落すれば資産全体ではマイナスになります。「配当利回り+値上がり率」のトータルリターンで評価することが重要です。
5. まとめ
2025年最新の米国高配当ETFランキングをご紹介しました。利回り5%超えの銘柄も多数ありますが、利回りだけで選ぶのは危険です。
初心者におすすめ:VYM、SCHD、HDV(安定性重視)
配当収入重視:SPYD、DHS(利回り4〜5%台)
超高配当狙い:JEPI、JEPQ、QYLD、XYLD(利回り7〜12%、リスク高)
特殊戦略:PFF(優先株式、上級者向け)
ワイ自身もVYM、SPYD、JEPIを保有していて、毎月・四半期ごとの配当収入を楽しんでいます。ただし、配当だけに目を向けず、トータルリターン(配当+値上がり)で判断することが大切です。
投資は自分のリスク許容度と投資目的に合わせて、複数のETFを組み合わせて分散投資することをおすすめします。少額から始めて、徐々に自分に合ったポートフォリオを作っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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