こんにちは、もりおです。今回は米国ETFの TSYY(GraniteShares YieldBOOST TSLA ETF) を取り上げ、「どれくらい保有すれば“元を取れるか”」を最新データをもとに考えてみます。


この記事におすすめの方々

・高配当・毎週分配型ETFに興味がある方
・TSLA関連の収益を狙いたい方
・短〜中期でインカムを狙う投資を検討している方


TSYYって高配当って聞くけど、ほんまに「元取れる」んか?
条件がそろえば“数年以内”で回収可能なシナリオもあるで。ただし「価格・分配の維持」が前提や。


1. TSYYの基本情報


1.1 どんなETF?


TSYYはGraniteSharesが提供する「YieldBOOST型ETF」の一つで、基となる銘柄はTSLA(テスラ)関連です。オプション売却やレバレッジ戦略を使って、毎週分配金を出す設計となっています。


1.2 最新の分配・価格データ


・最新株価:約 7.63 ドル/株(2025年11月1日時点)
・直近一株あたり分配金:約 0.21 ドル/週次(例:2025年10月24日)
・年換算利回りの目安:約 160%前後(価格7.63ドル+週0.21ドル換算)


え、利回り160%ってマジで?そんな美味しいん?
確かに数字だけ見るとそんな感じやけど、価格の落ち込みや戦略の変更で一気に状況変わるから要注意やで。

2. 何年で元が取れる?保有期間のシミュレーション


ここでは単純モデルで「分配のみで投資額を回収できるまでの期間」を試算します。もちろん現実には価格変動が絡むので“理論上”の目安です。


2.1 単純計算式の確認


購入価格を \( P \) ドル、年率分配利回りを \( r \)(小数)とすると、
年数 ≒ \( \frac{1}{r} \)
(価格が変わらない/分配が同水準で続くという前提)


2.2 TSYYのケースで計算


・株価 7.63 ドル、年利回り 約 160%(r = 1.60)なら…
→ 年数 = 1 ÷ 1.60 ≈ 約 0.63年(=約 7〜8 か月)
・ただし、もし利回りが半分の80%に低下したら… → 年数 ≈ 1 ÷ 0.80 = 約 1.25年(15か月)
・利回りがさらに低く50%なら → 年数 ≈ 1 ÷ 0.50 = 2 年


7〜8か月で回収できるって聞くと夢あるなあ。
そやけど“その利回りが続くか”“株価が維持されるか”っていう条件がめっちゃハードやからな。

3. 注意すべきポイントとリスク


3.1 戦略・価格変動リスク


TSYYはオプション売却+レバレッジを背景に設計されており、基となるテスラ株の価格変動やオプション市場の変化に大きく影響されます。価格が下がると、分配だけでは元本の損失をカバーできない可能性があります。


3.2 分配利回りの変化可能性


「現在約160%」という利回りは過去実績を基にした“目安”で、将来これが維持される保証はありません。例えば直近分配が0.21ドル/週でも、株価下落や戦略変更で利回りは急落することがあります。


じゃあ、安心して持ち続けてて大丈夫なんかな?
安心とは言えへん。分配が急に落ちたり株価が暴落する可能性もあるから、保有期間・出口戦略を持っとくべきや。

4. まとめ


TSYYは「非常に高利回りが見込まれる」ETFで、理論上は約7〜8か月で純粋な分配だけで元本を回収するシナリオも描けます。しかし、これは株価が維持され、分配が同水準で続くという前提付きです。
実際には、価格変動・分配低下・戦略見直しのリスクがあり、保有期間は1年以上、または数年単位で余裕を持つのが現実的な視点です。
投資を始めるなら「少額・分散・戦略理解」を徹底しつつ、TSYYのようなハイリスク・ハイリターン型商品には特に慎重に向き合いましょう。


最後までご覧いただきありがとうございました。


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