米国株

こんにちは。もりおです。今回は米国株のAGNC Investment Corp.(AGNC)について、2025年11月時点の最新情報をもとに投資視点で記事にしました。


この記事におすすめの方々

米国株投資に興味がある初心者の方や、毎月高配当を得たい方、REITへの投資を検討している方におすすめです。


AGNCって何が特徴なんですか?
AGNCは住宅ローン担保証券に投資するREITやで。現在13%超えの高配当が魅力やねん。


1.AGNC Investment Corp.(AGNC)とは


1.1 基本情報


AGNC Investment Corp.は、主にアメリカの住宅ローン担保証券(MBS)に投資する不動産投資信託(REIT)です。2008年に設立され、NASDAQに上場しています。2025年11月時点で、株価は約10.57ドル、配当利回りは約13.64%という驚異的な高水準を誇ります。過去5年間のトータルリターンは33.65%(年平均約6.56%)となっており、配当を含めた総合リターンで安定した実績を持っています。


1.2 投資対象の特徴


AGNCは、主に政府機関や政府支援企業が保証する住宅ローン担保証券(Agency MBS)に投資しているため、信用リスクが比較的低いのが特徴です。2025年11月現在、月次配当は1株あたり0.12ドルで、毎月安定した配当が受け取れます。年間では1株あたり1.44ドルの配当が期待でき、月々のキャッシュフローを重視する投資家にとって魅力的な投資先となっています。


13%超えの配当ってすごいですね!
そやな。毎月配当やから、インカムゲイン重視の人には最適やで。

2.AGNCのメリット


2.1 圧倒的な高配当利回り


AGNCの最大の魅力は、2025年11月時点で約13.64%という非常に高い配当利回りです。一般的な米国株の平均配当利回りが2〜3%程度であることを考えると、その高さは際立っています。毎月1株あたり0.12ドルの配当が支払われるため、定期的なキャッシュフローを得たい投資家にとって理想的な銘柄と言えるでしょう。


2.2 政府保証によるリスク軽減


AGNCが投資するAgency MBSは、ファニーメイやフレディマックなどの政府支援企業が保証しているため、信用リスクが低く抑えられています。これにより、高配当ながらも比較的安定した投資が可能となっており、REIT投資の初心者でも取り組みやすい特徴があります。金利変動リスクは存在しますが、信用リスクが限定的である点は大きな安心材料です。


2.3 毎月の配当支払い


多くの米国株が四半期配当である中、AGNCは毎月配当を実施しています。これにより、より細かいタイミングでのキャッシュフロー管理が可能となり、生活費の一部として活用したり、再投資による複利効果を高めることができます。


良いことばかりではないですよね?
そうやな。金利変動リスクと株価のボラティリティには注意が必要やで。

3.AGNCのデメリットと注意点


3.1 金利変動リスク


AGNCの最大のリスクは金利変動です。住宅ローン担保証券の価値は金利の変動に敏感で、金利が上昇すると保有資産の価値が下落し、株価にも悪影響を及ぼす可能性があります。FRBの金融政策や経済環境の変化により、配当額が変動するリスクも考慮する必要があります。


3.2 株価の値動きとキャピタルゲイン


過去5年間のトータルリターンは33.65%(年平均約6.56%)と、配当込みでも成長株と比較すると控えめなパフォーマンスです。AGNCは株価の大幅な上昇よりも、安定した配当収入を目的とした銘柄であるため、短期的なキャピタルゲインを狙う投資家には向いていません。配当利回りは高いですが、株価自体は横ばいまたは下落傾向にあることも珍しくありません。


3.3 税務上の取り扱い


REITからの配当は、通常の配当とは異なり、一部が普通配当、一部が資本の払い戻しとして扱われることがあります。日本の投資家の場合、米国での源泉徴収に加えて、日本でも課税される可能性があるため、税務処理が複雑になる点には注意が必要です。


どんな人に向いているんでしょうか?
毎月のキャッシュフロー重視で、金利リスクを理解できる中級者以上の投資家におすすめやで。

4.まとめ


米国株のAGNC Investment Corp.(AGNC)は、住宅ローン担保証券に投資する不動産投資信託(REIT)で、2025年11月時点で約13.64%という非常に高い配当利回りが最大の魅力です。毎月1株あたり0.12ドルの配当が支払われ、過去5年間のトータルリターンは33.65%(年平均約6.56%)と、配当を含めた安定したリターンを実現しています。政府保証のある住宅ローン担保証券に投資しているため、信用リスクは比較的低く抑えられていますが、金利変動リスクには十分な注意が必要です。株価の大幅な上昇は期待しにくいため、キャピタルゲインよりもインカムゲインを重視する投資家、特に毎月の安定したキャッシュフローを求める方には非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、金利環境の変化や配当の変動リスクを理解した上で、ポートフォリオの一部として適切な割合で組み入れることをおすすめします。


最後までご覧いただきありがとうございました。


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