こんにちは。もりおです。今回は、JEPI・JEPQ・QYLD・AIPI・FEPI・CEPIなど毎月配当ETFだけで組む最適ポートフォリオを、「月5万円」「月10万円」の目標別にシミュレーションします。


この記事におすすめの方々

・毎月安定した配当収入が欲しい方
・月5万〜10万円の配当を目指している方
・毎月配当ETFの組み合わせを知りたい方


毎月配当で月10万円って、夢みたいやな!どれぐらい投資すればええん?
ETFの組み合わせ次第で、必要な投資額が大きく変わるんや。安定性重視か、超高配当重視かで戦略も変わるで。


1. 毎月配当ETF6銘柄の基本データ(2025年11月時点)


JEPI:配当利回り7.6%、株価56ドル、経費率0.35%
JEPQ:配当利回り10.4%、株価55ドル、経費率0.35%
QYLD:配当利回り12.0%、株価17ドル、経費率0.60%
AIPI:配当利回り35%、株価42ドル、経費率0.65%
FEPI:配当利回り26%、株価38ドル、経費率0.65%
CEPI:配当利回り42%、株価39ドル、経費率0.85%


※税引後配当(米国10%+日本20.315%=約70%)で計算


2. 【目標別】月5万円の配当を目指すポートフォリオ


パターンA:安定重視型(JEPI中心)


構成:JEPI 80% / JEPQ 20%
必要投資額:約1,400万円(93,000ドル)
月間配当:約5万円
年間配当:約60万円


メリット:JEPIは株価も安定しており、トータルリターンでプラス実績。長期保有に最も適している。
デメリット:利回りが控えめなため、多額の投資が必要。
向いている人:リスクを最小限に抑えたい、長期投資志向の方。


パターンB:バランス型(中配当+高配当)


構成:JEPI 50% / JEPQ 30% / AIPI 20%
必要投資額:約850万円(56,500ドル)
月間配当:約5万円
年間配当:約60万円


メリット:JEPIの安定性とAIPIの高配当を両立。必要投資額が約40%削減。
デメリット:AIPIは株価下落リスクあり。配当の大部分がROC(元本払い戻し)の可能性。
向いている人:リスクとリターンのバランスを取りたい中級者。


パターンC:超高配当型(AIPI・CEPI中心)


構成:AIPI 40% / FEPI 30% / CEPI 30%
必要投資額:約450万円(30,000ドル)
月間配当:約5万円
年間配当:約60万円


メリット:必要投資額が最小。少額で月5万円の配当を実現。
デメリット:3銘柄とも株価下落中。配当はROC中心で実質元本を食いつぶす可能性。
向いている人:短期〜中期でキャッシュフローを最大化したい上級者。元本減少を許容できる方。


パターンCなら450万円で月5万円!?めちゃくちゃええやん!
ちょっと待って!配当もらっても株価が下がって、結局マイナスになる可能性が高いで。甘い話には必ず裏があるんや。

3. 【目標別】月10万円の配当を目指すポートフォリオ


パターンA:安定重視型(JEPI中心)


構成:JEPI 80% / JEPQ 20%
必要投資額:約2,800万円(186,000ドル)
月間配当:約10万円
年間配当:約120万円


パターンB:バランス型(推奨)


構成:JEPI 40% / JEPQ 30% / AIPI 15% / FEPI 15%
必要投資額:約1,500万円(100,000ドル)
月間配当:約10万円
年間配当:約120万円


ワイのおすすめ:このバランス型が最も現実的。JEPIで安定性を確保しつつ、AIPIとFEPIで必要投資額を削減。1,500万円なら、多くの投資家が到達可能な金額。


パターンC:超高配当型


構成:AIPI 35% / FEPI 30% / CEPI 25% / QYLD 10%
必要投資額:約900万円(60,000ドル)
月間配当:約10万円
年間配当:約120万円


注意:必要投資額は最小だが、株価下落リスクが極めて高い。5年後には元本が半分以下になる可能性も。短期的なキャッシュフロー重視の方のみ検討を。


バランス型の1,500万円が現実的なんやな。どうやって貯めたらええん?
まずはVOOやVTIで資産形成して、1,000万円貯まったあたりから毎月配当ETFにシフトするのがええで。

4. 毎月配当ポートフォリオの3つの注意点


注意点①:AIPI・FEPI・CEPIは配当の大部分がROC


これら3銘柄の配当の100%がROC(Return of Capital=元本払い戻し)です。つまり、配当として受け取っているお金は、自分が投資した元本を少しずつ返してもらっているだけ。実質的な利益配当ではありません。


注意点②:株価下落リスクを常に意識


FEPIは設定来約15%下落、AIPIは約13%下落、CEPIはさらに大きく下落しています。配当で年間30%もらっても、株価が30%下がればトータルでゼロ。実際はマイナスになる可能性が高いです。


注意点③:定期的なリバランスが必須


株価変動により配分比率がズレるため、3ヶ月〜半年に1回はリバランスを実施しましょう。特にAIPI・FEPI・CEPIの比率が増えすぎていないか確認が重要です。


5. まとめ:ワイのおすすめポートフォリオ


月5万円目標なら:バランス型(JEPI 50% / JEPQ 30% / AIPI 20%)、投資額850万円
月10万円目標なら:バランス型(JEPI 40% / JEPQ 30% / AIPI 15% / FEPI 15%)、投資額1,500万円


超高配当ETF(AIPI・FEPI・CEPI)は魅力的ですが、配当がROC中心で株価も下落傾向。ポートフォリオの20〜30%程度に留め、JEPI・JEPQで安定性を確保するのが賢明です。毎月配当は楽しいですが、「配当+株価」のトータルリターンで判断することを忘れずに。


最後までご覧いただきありがとうございました。


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