こんにちは。もりおです。2026年6月時点のGraniteShares公式データをもとに、毎週配当金が受け取れる米国ETF10銘柄ランキングを最新化しました。前回の記事から分配率や対象銘柄が大きく変わっているので、保有中・検討中の方は必ずチェックしてください。


この記事におすすめの方々

・毎週配当ETFに興味がある方
・GraniteSharesのYieldBOOSTシリーズを知りたい方
・高頻度配当で資産運用したい方
・以前の記事を読んで、最新の分配率を知りたい方


2026年6月の最新ニュース

・YieldBOOSTシリーズは当初の10銘柄から30銘柄以上に急拡大(AMD・BABA・HOOD・SMCI・IONQ・MARA・半導体・ゴールドマイナーズなど)
・COYY・MTYY・TSYYは2026年5月にリバーススプリット(株式併合)を実施
・YieldBOOSTシリーズ全体で2026年6月26日付のフォワードスプリット(株式分割)が予定されている
・分配率は当初の想定(100〜150%超)よりも全体的に低下傾向


毎週配当って本当にあるん?どんな仕組みなん?
あるで!ほとんどがGraniteSharesのYieldBOOSTシリーズや。レバレッジ+プット売り戦略で毎週配当を実現してるんや。今では30銘柄超に増えてるで。


1. 週次配当ETFとは?


1.1 週次配当の仕組み


週次配当ETFとは、文字通り毎週1回配当金が支払われるETFです。通常の米国株ETFは年4回(四半期配当)が一般的ですが、週次配当ETFは年間52回の配当を実現しています。


1.2 なぜ毎週配当が可能なのか?


GraniteSharesのYieldBOOSTシリーズは、対象となるレバレッジETF(2倍ロング型)に対してプットオプションを売却することで、そのプレミアム収入を毎週の配当に回す仕組みです。原資産を直接保有するわけではなく、オプションの売却収入が配当の原資になります。


このため、原資産(株価)が上昇した場合でも上昇分をフルに享受できず、逆に下落した場合は損失をオプション収入で相殺しきれないことがあります。「アップサイドは限定、ダウンサイドは限定されない」という非対称な構造を理解しておく必要があります。


プット売りって、めちゃくちゃリスク高そうやな…
その通りや。高配当の裏には必ず高リスクがある。それを理解した上で投資せなアカンで。

2. 週次配当ETF10選(2026年6月18日時点・分配率ランキング)


GraniteShares公式サイトの最新分配データ(2026年6月18日時点)をもとに、分配率(年率換算)が高い順にランキングしました。各銘柄のROC(Return of Capital=配当のうち元本払い戻し相当分の比率)も併記しているので、配当の「質」も確認してください。


第1位:AMYY(GraniteShares YieldBOOST AMD ETF)


対象資産:AMD(Advanced Micro Devices)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約79.25%
週次配当額:1株あたり0.23648ドル
ROC(元本払い戻し比率):97.88%
設定日:2025年9月16日
設定来パフォーマンス:+9.76%

特徴:AI半導体関連としてAMDに連動。設定来でプラスを維持している数少ない銘柄の一つですが、ROCが約98%と非常に高く、分配のほとんどが元本の払い戻しである点には注意が必要です。


第2位:MTYY(GraniteShares YieldBOOST MSTR ETF)


対象資産:MicroStrategy(MSTR)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約78.12%
週次配当額:1株あたり0.32177ドル
ROC:95.81%
設定日:2025年9月23日
設定来パフォーマンス:-49.39%

特徴:ビットコイン保有企業MSTRに連動するため実質的に暗号資産連動ETF。2026年5月にリバーススプリット(株式併合)を実施した銘柄でもあり、設定来パフォーマンスは10銘柄中最も低い-49.39%。分配率の高さだけで判断すると痛い目を見るタイプの代表例です。


第3位:COYY(GraniteShares YieldBOOST COIN ETF)


対象資産:Coinbase(COIN)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約75.65%
週次配当額:1株あたり0.27906ドル
ROC:96.52%
設定日:2025年7月29日
設定来パフォーマンス:-33.78%

特徴:暗号資産取引所Coinbaseの株価に連動。ビットコイン・イーサリアム市場の変動に大きく影響される超ハイリスク型。MTYYと同様、2026年5月にリバーススプリットを実施しています。


第4位:PLYY(GraniteShares YieldBOOST PLTR ETF)


対象資産:Palantir(PLTR)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約56.35%
週次配当額:1株あたり0.10006ドル
ROC:95.13%
設定日:2025年9月23日
設定来パフォーマンス:-3.68%

特徴:AIデータ分析企業Palantirに連動。設定来のマイナスは比較的小幅で、ハイリスク銘柄群の中では値動きが落ち着いている部類です。


第5位:NVYY(GraniteShares YieldBOOST NVDA ETF)


対象資産:NVIDIA(NVDA)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約50.14%
週次配当額:1株あたり0.12553ドル
ROC:96.32%
設定日:2025年5月13日
設定来パフォーマンス:+32.38%

特徴:AI半導体大手NVIDIAに連動。10銘柄中もっとも高い設定来パフォーマンス(+32.38%)を記録しており、AI市場の成長を取り込みつつ配当も得たい人に人気があります。


分配率79%とか、半年で結構な配当もらえるってこと!?
理論上はそうやけど、ROCが90%超ってことは配当のほとんどが自分の元本を払い戻されてるだけや。株価(NAV)が下がったら、トータルでは普通にマイナスになるで。

第6位:TSYY(GraniteShares YieldBOOST TSLA ETF)


対象資産:テスラ(TSLA)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約50.10%
週次配当額:1株あたり0.22508ドル
ROC:94.86%
設定日:2024年12月18日(シリーズ最古参)
設定来パフォーマンス:-21.01%

特徴:イーロン・マスクの発言や自動車業界の動向に株価が敏感に反応。2026年5月にリバーススプリットを実施済みで、データ提供各社からはNAV目減りと分配の不安定さへの警戒コメントも出ています。


第7位:XBTY(GraniteShares YieldBOOST Bitcoin ETF)


対象資産:ビットコイン2倍ロングETF
分配率(年率換算):約40.88%
週次配当額:1株あたり0.04619ドル
ROC:93.73%
設定日:2025年5月13日
設定来パフォーマンス:-20.83%

特徴:ビットコイン価格に直接連動する週次配当ETF。暗号資産市場の変動をダイレクトに受けるため、リスク許容度が非常に高い投資家向けです。


第8位:TQQY(GraniteShares YieldBOOST QQQ ETF)


対象資産:NASDAQ100指数(QQQ)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約39.22%
週次配当額:1株あたり0.09813ドル
ROC:95.65%
設定日:2025年2月26日
設定来パフォーマンス:-3.92%

特徴:NASDAQ100の100銘柄に分散されているため、個別株連動型よりは値動きが緩やか。それでも設定来でわずかにマイナスとなっており、分配率の高さがそのままリターンを保証しないことがよく分かる銘柄です。


第9位:AZYY(GraniteShares YieldBOOST AMZN ETF)


対象資産:Amazon(AMZN)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約34.68%
週次配当額:1株あたり0.10250ドル
ROC:94.09%
設定日:2025年9月16日
設定来パフォーマンス:-6.39%

特徴:Eコマース・クラウド大手Amazonに連動。ティッカーが似ているAMYY(AMD連動)と混同しやすいので注意してください。


第10位:YSPY(GraniteShares YieldBOOST SPY ETF)


対象資産:S&P500指数(SPY)の2倍ロングETF
分配率(年率換算):約17.69%
週次配当額:1株あたり0.05146ドル
ROC:89.20%
設定日:2025年2月26日
設定来パフォーマンス:+6.86%

特徴:500銘柄に分散され、分配率は10銘柄中最も低いものの、設定来パフォーマンスはプラス(+6.86%)でROCも10銘柄中最低の89.20%。「とりあえず週次配当を体験したい」という初心者には最もバランスが良い銘柄です。


分配率が一番低いYSPYが、結局一番成績ええやん!
そうやねん。分配率の高さとトータルリターンの良さは、むしろ逆相関しがちなんや。分散が効いてるYSPYやTQQYの方が長期では安定してる、ってのがこの1年で証明されてる感じやな。

3. 週次配当ETFのメリット・デメリット


3.1 メリット


①毎週配当のモチベーション:毎週口座に配当が入ることで、投資の楽しさを実感しやすい
②高い分配率:年率17〜80%という非常に高い分配率
③少額から始められる:株価が10〜30ドル程度(株式分割の影響で変動)で、初心者でも購入しやすい
④配当再投資で複利効果:毎週再投資することで、雪だるま式に資産が増える可能性


3.2 デメリット


①株価(NAV)下落リスク:レバレッジ型ETFを参照しているため、原資産が下落するとNAVも大きく下がる
②ROCの高さ:分配のうち90%以上が元本払い戻し(ROC)の銘柄が多く、実質的には「自分のお金が戻ってきているだけ」というケースが目立つ
③配当額の変動:毎週配当額が変わるため、安定した収入を期待しにくい
④株式分割の実施:NAV低下に対応してリバーススプリット(併合)やフォワードスプリット(分割)が行われることがあり、株価だけを見ていると実態を誤解しやすい
⑤高い経費率:年率1.15%程度と、人気の指数ETF(0.03〜0.09%程度)に比べて非常に高い
⑥トータルリターンのマイナスリスク:分配率は高くても、NAV下落でトータルではマイナスになっている銘柄が10銘柄中6つを占める


10銘柄中6つがマイナスって、やっぱり危ないん?
リスクは高いで。だから、ポートフォリオの5〜10%程度に留めて、配当を楽しむ「サテライト枠」として割り切るのがええと思うわ。

4. 週次配当ETFの賢い使い方


4.1 ポートフォリオの一部として


全資産を週次配当ETFに投入するのは危険です。

推奨配分例:
・VYM・SCHD・JEPI(安定型):70%
・週次配当ETF(攻めの配当):10%
・VOO・VTI(成長型):20%


4.2 初心者は指数連動型から


個別株連動型(TSYY、NVYY、COYY、MTYYなど)はボラティリティが極めて高いため、初心者は指数連動型(YSPY、TQQY)から始めるのが無難です。今回のデータでも、設定来パフォーマンスがプラスなのはNVYY・YSPY・AMYYの3銘柄のみでした。


4.3 ROCと株式分割をチェックする


分配率だけでなく、ROC(元本払い戻し比率)が高すぎないか、直近で株式分割(リバース/フォワード)が行われていないかも必ず確認しましょう。リバーススプリットはNAV下落が著しい銘柄で実施される傾向があり、保有銘柄の「健康診断」として活用できます。


4.4 配当を別のETFに再投資


週次配当をそのまま同じETFに再投資するのではなく、VYMやVOOなど安定したETFに再投資することで、リスクを分散できます。


毎週の配当を別のETFに回すって、賢いやん!
そうや!配当製造マシンとして週次配当ETFを使って、得た配当を安定ETFに投資する。これがワイのやり方や。

5. まとめ


週次配当ETF10銘柄を、2026年6月18日時点のGraniteShares公式データでランキングしました。分配率トップはAMYY(AMD連動)の約79.25%でしたが、設定来パフォーマンスがプラスだったのはNVYY・YSPY・AMYYの3銘柄のみという結果でした。


おすすめランキング(初心者向け):
1位:YSPY(S&P500連動、ROC最低・設定来+6.86%で最も安定)
2位:TQQY(NASDAQ100連動、分散効果あり)
3位:NVYY(NVIDIA連動、設定来+32.38%でパフォーマンス最良)
4位:AMYY(AMD連動、分配率トップで設定来もプラス)
5位:COYY・MTYY(暗号資産関連、超ハイリスク・リバーススプリット実施済み)


重要な注意点:
・週次配当ETFは超ハイリスク。ポートフォリオの5〜10%に留める
・分配率だけでなくROC(元本払い戻し比率)とトータルリターンを必ず確認する
・株式分割(リバース/フォワード)が行われていないかチェックする
・初心者は指数連動型(YSPY、TQQY)から始める
・配当を別の安定ETFに再投資することでリスク分散
・AMYY(AMD)とAZYY(Amazon)はティッカーが似ているため対象資産を取り違えないよう注意


ワイ自身もTSYYとTQQYを少額保有していますが、毎週配当が入る楽しさと、NAVの変動の激しさの両方を実感しています。配当収入を楽しみながらも、ROCや株式分割といった「分配率の裏側」までチェックするリスク管理が何より大切です。


週次配当ETFは「投資の楽しみ」を味わえる一方で、「資産を守る」という観点では不安定です。VYM・SCHD・JEPIなどの王道高配当ETFをメインにして、週次配当ETFはスパイス程度に楽しむのがベストな戦略だと思います。


より幅広く高配当ETFを比較したい方は、以下の記事もおすすめです。

分配率やROC、設定来パフォーマンスといった観点から他ETFを比較検証することで、よりバランスの取れた投資判断につながります。


最後までご覧いただきありがとうございました。


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