【NTTデータ】大手SIerの社長の年収を調査しました【野村総合研究所】

※本記事は2026年6月に最新の有価証券報告書をもとに内容を更新しています
私はシステムエンジニア(以下、SEと記載します。)として、

10数年働いてきました。

今回は、私も協力会社の身としてお世話になった大手SIerの

NTTデータ、野村総合研究所(NRI)の社長の年収を調べてみました。

その他、大手SIerの社長の年収も調べてみました!!


この記事におすすめの方々

・システムエンジニア(SE)を目指す方
・既にシステムエンジニア(SE)で社長を目指す方

大手SIerの社長の年収を調査したよ~
しかもNTTデータ、まさかの上場廃止になってたよ~



システムエンジニアの年収について


SIerと呼ばれる企業ごとの平均年収については、

先日のこちらの記事にまとめています。

大手企業と中堅企業では、平均年収が数百万円違うことが分かりました。

詳細は記事をご覧ください。


調査対象企業の概要


今回はこちらの大手SIerの4企業を選択しました。

まずは会社概要を見ていきましょう。

調査対象企業1.NTTデータグループ
2.野村総合研究所(NRI)
3.電通総研(旧:電通国際情報サービス/ISID)
4.富士通

1.NTTデータグループの会社概要


NTTデータは日本一のSIerといっても過言ではないでしょう。

2025年3月期の連結売上高は約4兆6,387億円と、前年から6%以上の増収となっています。

2023年からは持株会社のNTTデータグループの傘下に、国内事業を担う「NTTデータ」と海外事業を担う「NTT DATA, Inc.」を置く3社体制となっており、グループ全体の社員数は約20万人、国内のNTTデータ単体でも約1万2千人規模です。

そして大きなニュースがあります。2025年9月、親会社であるNTTがTOB(株式公開買付け)によりNTTデータグループを完全子会社化し、東京証券取引所の上場が廃止となりました。

これにより、これまで有価証券報告書で公開されていた役員個人の報酬額が、今後は開示されなくなる可能性が高い状況です。社長の年収を追いかけてきたこの記事にとっても、大きな転換点となりました。


2.野村総合研究所(NRI)の会社概要


野村総合研究所(NRI)はSIerというよりかはコンサルティングで有名でしょうか。

2025年3月期の売上収益は7,648億円(前期比3.8%増)と、増収増益を継続しています。

社員数は約7,000人規模で、平均年収も1,322万円(2025年3月期)まで上昇しています。

2024年6月には創業以来初の女性社長として、柳澤花芽氏が就任し、8年ぶりの社長交代となりました。

3.電通総研(旧:電通国際情報サービス/ISID)の会社概要



電通国際情報サービス(ISID)は、2024年1月に「電通総研」へ社名を変更しました。電通グループのグループ会社のSIerです。

2025年12月期の売上高は1,648億円(営業利益率13.9%)と、IT業界でも高い収益性を誇ります。

社員数は連結で4,618名、平均年収は1,125万円(2025年12月期)です。

社長も交代しており、2024年3月から岩本浩久氏が代表取締役社長を務めています。


4.富士通の会社概要


パソコンメーカーで有名な富士通ですよね。

以外かもしれませんが、富士通もSIerとして有名です。

2025年3月期の売上収益は3兆5,501億円でした。

社員数は連結で約12万人、平均年収は929万円(2025年3月期)です。


社長の年収について


社長の年収の調べ方は、各企業の有価証券報告書を元にしております。


1.NTTデータグループの社長の年収


前社長の本間洋氏は、2024年3月期に1億100万円の報酬を受け取っており、2年連続で1億円超となっていました。

2024年6月に佐々木裕氏が社長に就任した後の2025年3月期は、内部の取締役に対する報酬総額が1億8,900万円まで圧縮され(前期比8,700万円減)、1億円以上の個別開示対象者はいなくなりました。

そして前述の通り、2025年9月の完全子会社化・上場廃止により、今後はこうした個別の役員報酬データそのものが公開されなくなる見通しです。現社長・佐々木裕氏の正確な年収は今後追跡が難しくなりそうです。


2.野村総合研究所(NRI)の社長の年収


2024年6月に就任した柳澤花芽社長(NRI史上初の女性社長)は、

2025年3月期の報酬は1億9,300万円でした。

なお、会長に退いた前社長の此本臣吾氏も同期に2億2,500万円を受け取っており、社長より会長の報酬が高いという珍しいケースになっています。


3.電通総研(旧ISID)の社長の年収


電通総研の社長・岩本浩久氏の年収は、個別には開示されていません(1億円未満のため)。

ただし、2024年度の役員報酬は役員全体の平均で3,020万円というデータがあり、社長はこれを上回る水準と推測されます。

電通総研の社長の報酬は、推定で4,000万円~6,000万円程度とみられます。


4.富士通の社長の年収


富士通の有価証券報告書を見ると、時田隆仁社長の報酬が記載されておりました。

富士通の社長の報酬は6億7,500万円(2025年3月期)と、以前の調査時から大幅に増加しています。

これは業績連動型の株式報酬が大きく伸びたことが要因で、富士通の好調な業績を反映した結果と言えそうです。


まとめ


大手SIerの社長の年収を調査しました。

簡単にまとめるとこんな感じになりました。

企業名 売上 社員数 平均年収 社長の報酬
NTTデータグループ 約4.6兆円 グループ約20万人 923万円 個別開示なし(前社長は1億100万円)
野村総合研究所(NRI) 7,648億円 約7,000人 1,322万円 1億9,300万円
電通総研(旧ISID) 1,648億円 連結4,618人 1,125万円 推定4,000万~6,000万円
富士通 3兆5,501億円 連結約12万人 929万円 6億7,500万円

皆さん、いかがでしたでしょうか?

前回の調査時と比べて、業界の景色がかなり変わったことに驚かされました。

特に印象的だったのは、富士通の社長報酬が業績連動の株式報酬によって大きく跳ね上がったことです。


そしてもう一つ大きな変化が、NTTデータの上場廃止です。

日本一のSIerと言われる企業が非上場化したことで、今後は社員数や売上高はある程度公開され続けると思われますが、役員報酬のような細かい情報は外から見えにくくなっていくかもしれません。

一方で野村総合研究所は、社長交代に伴い報酬体系も一部変化があり、興味深いデータとなりました。


社員の方々としては、役員報酬の動きを見ることで、その会社が社員にどれだけ還元しているか、業績連動の度合いなどを推測する一つの材料になります。

出世志向の強い方や、役員になって高い報酬を目指したい方は、業績連動報酬の比率が高い企業に注目してみるのも良いかもしれません。


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