こんにちは。もりおです。今回は GraniteShares YieldBOOST COIN ETF(ティッカー:COYY) を、最新の週次分配データをもとに「どれくらい保有すれば“元を取れるか”」を解説します。


この記事におすすめの方々

・仮想通貨関連ETFに興味がある方
・毎週配当でキャッシュフローを得たい方
・高配当リスクを理解した上で運用したい中級〜上級投資家の方


COYYって週次配当がもらえるってホンマなん?
うん。COYYは仮想通貨関連の戦略を使った週次分配型ETFで、最新支払いデータも公開されとるで。


1. COYYの基本情報(最新)


1.1 ETFの概要


GraniteShares YieldBOOST COIN ETF(COYY)は、仮想通貨関連のエクスポージャーを活用しつつ週次分配を目指すETFです。設定日は比較的新しく、仮想通貨の価格やオプション収入に依存する構造を持っているため、分配の継続性・価格変動リスクを理解した上で検討しましょう。


1.2 直近の週次分配と利回り目安


直近週次分配額(例):$0.45/週(2025年10月時点)
仮にこの金額が1年間(52週)続いたとして年間分配額は約 $23.40 になります。
例えば購入価格が $14.00 と仮定した場合、年間 $23.40 なら単純計算で約 0.6年=約7〜8か月で分配金だけで元本に相当する収入を得られることになります。
ただし、この計算は「価格変わらず」「分配維持」という前提なので、実際には価格下落・分配低下・戦略変更などが影響します。


利回りでいうと、どれくらいや?
おおよそ年間利回り60%前後が目安にされとる。けどこれも条件付きやから“数字だけ”で飛びついたらあかんで。

2. 運用戦略と主なリスク


2.1 運用戦略の特徴


COYYは「YieldBOOST」シリーズとして、レバレッジやオプション(売却・買戻しなど)を活用し、仮想通貨関連の収益をETF構成に反映させて高頻度分配を実施するタイプです。


2.2 リスク項目


  • 仮想通貨価格の大幅な変動に連動する可能性がある。
  • レバレッジ&オプション利用ゆえの下振れリスクあり(価格が大きく下がることも)。
  • 分配額が高くとも、ETF価格が下落すれば“トータルリターン”で損する可能性がある。
  • 設定から期間が短いため、運用継続性・実績が十分とは言えない。

「毎週配当=安全」と思ったらアカン?
せや。毎週もらえるって魅力やけど、価格が下がったら“袋小路”になることもある。分配だけ追いかけたら危ないで。

3. 回収シミュレーション(目安)


3.1 単純モデルの前提


以下の仮定を置きます:

  • 購入価格=$14.00/株
  • 週次分配=$0.45/週
  • その他の税・手数料・再投資は考慮せず

3.2 回収までの年数計算


週次分配 $0.45 × 52週 = 年間 $23.40 となるので、購入価格 $14.00 ÷ 年間 $23.40 ≒ 0.60年(約7~8か月)で“分配だけで元本相当を回収”できる計算になります。 ただし、これは“価格が変わらない・分配が維持される”という非常に楽観的な想定です。実際は価格下落・分配低下などで回収年数が伸びる可能性大です。


4. チェックリスト:投資する前に確認すべきこと


  • 最新週次分配額と支払履歴を確認する。
  • ETF価格の変動幅(過去最大下落率など)を把握する。
  • 運用会社の目論見書でレバレッジ・オプション戦略・手数料を確認する。
  • 税制・為替(海外ETF投資時)・手数料を加味してトータルリターンを試算する。

要はどういう人向けなん?
中~上級者で「高配当を狙う代わりにリスクも取る」って人向けや。初心者はまず安定系で分散してから検討するとええで。

まとめ


COYYは「毎週配当×仮想通貨関連」という話題性・利回り共に魅力的なETFです。直近の支払データをもとにすると、理論上7〜8か月で分配金だけで“元を取る”シナリオも描けます。ただし、これは価格が維持・分配が継続という条件付き。価格下落・分配低下・運用変更のいずれかが入れば回収期間は大きく伸びる可能性があります。売り手の言う「高配当」だけに飛びつくのではなく、仕組み・コスト・リスクをしっかり理解してから投資判断をしてください。


最後までご覧いただきありがとうございました。


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