【米国株】NYMTの「毎月配当」は嘘?利回り10%超えのワナと最新のリアルな現状
こんにちは。もりおです。今回は高配当な米国株として知られるNew York Mortgage Trust(NYMT)について、最新の状況を踏まえて記事にしました。
米国高配当株に興味がある方、不動産セクター(REIT)への投資を検討中の方、リスクとリターンのバランスを知りたい方
1. NYMTの基本情報
1.1 NYMTが行う投資の内容
米国株のNew York Mortgage Trust(NYMT)は、住宅ローン担保証券(MBS)や住宅関連資産に投資を行う「モーゲージREIT(mREIT)」です。物理的な不動産を保有するのではなく、不動産ローン債権などを運用して収益を上げています。
1.2 投資家へのメリット
最大の魅力は依然として高い配当利回りです。株価の変動により上下しますが、年率10%を超える高い利回りで推移することも珍しくありません。インカムゲイン(配当収入)を重視する投資家にとって、ポートフォリオのアクセントになる銘柄です。
2. NYMTの最近のパフォーマンス
2.1 株価とリターンの傾向
近年の米国金利の急激な上昇により、NYMTを含むモーゲージREIT全体の株価は軟調な動きが続いています。2023年には株式併合(リバーススプリット)も実施されました。株価自体の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うよりは、割安な時に仕込んで配当を受け取り続ける戦略が主となります。
2.2 分配金の支払い状況
現在は1月・4月・7月・10月の年4回、配当が支払われるスケジュールが一般的です。直近の配当額は1株あたり0.20ドル前後で推移していますが、業績によって変動するため、決算発表ごとの確認が必要です。
3. NYMTのリスクと注意点
3.1 金利変動リスク
モーゲージREITは「金利」の動きに非常に敏感です。金利が上昇する局面では、資金調達コストが上がり、収益が悪化しやすい傾向にあります。逆に利下げ局面では追い風になることもありますが、FRBの政策金利の動向を常にチェックする必要があります。
3.2 減配のリスク
NYMTは過去に何度か配当金額の見直し(減配)を行っています。高配当は魅力的ですが、「永続的に保証されたものではない」という点を理解し、株価下落と減配のダブルパンチを受けるリスクも想定しておきましょう。
4. 投資戦略とまとめ
4.1 長期的視点での投資
NYMTは株価のボラティリティ(変動幅)が激しい銘柄ですが、株価が大きく下がったタイミングで購入できれば、高い配当利回りを享受できます。短期的な値動きに一喜一憂せず、配当再投資などを活用しながら気長に保有する姿勢が求められます。
4.2 まとめ
NYMTは高配当が魅力のモーゲージREITですが、ハイリスク・ハイリターンな商品です。メインの投資先というよりは、配当金を増やすためのスパイスとして活用するのが賢明です。
まとめ
いかがでしたか?今回は米国株のNew York Mortgage Trust(NYMT)について、最新の情報を基に解説しました。かつての毎月配当から四半期配当への変更や、金利情勢による株価への影響など、投資環境は変化しています。しかし、依然として高い利回りは魅力的です。「リスクを取ってでも高いインカムゲインを狙いたい」というサテライト投資の一角として検討してみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました。

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