92歳の現役投資家に学ぶ「年齢を言い訳にしない」投資術|60代からでも遅くない資産形成
こんにちは。もりおです。「投資はもう若い人のもの。今さら自分が始めても遅い」——そんなふうに感じたことはありませんか。今回は、63歳から本格的に投資を始め、92歳になった今も現役で資産運用を続けているという、ある投資家のエピソードをきっかけに、「年齢」と「投資を始めるタイミング」について一緒に考えてみたいと思います。
・50代・60代からの資産形成に不安を感じている方
・「投資はもう遅い」と諦めかけている方
・ネット証券やスマホアプリの操作に苦手意識がある方
・老後資金のために何か行動を始めたいと考えている初心者の方
1. 63歳から資産1億円を築いた投資家の物語
1.1 きっかけはネット証券の登場
今回紹介したいのは、現在92歳になっても現役で投資を続けているという、ある投資家の実話です。この方が投資を本格化させたのは63歳のとき。定年を意識し始める年代で、多くの人が「新しいことを始めるには遅い」と考えがちなタイミングでした。
転機になったのは、ネット証券という新しい仕組みが世の中に登場したことでした。それまでの投資といえば、対面の証券会社に足を運び、担当者と相談しながら売買するのが当たり前でしたが、自宅のパソコンから自分の判断で株を売買できる時代がやってきたのです。この変化を「チャンスだ」と感じ取り、行動に移したことが、その後の資産形成の出発点になりました。
1.2 パソコン未経験からのスタート
驚くべきことに、この方は投資を始めた当時、パソコンをほとんど使ったことがなかったといいます。それでも「わからないから諦める」のではなく、会社の若手社員にキーボードの打ち方やインターネットへの接続方法から教わり、必死に環境を整えていったそうです。
年下の相手に頭を下げて教わることに抵抗を感じる方も少なくありませんが、この方はそうしたプライドよりも「新しい手段を手に入れること」を優先しました。結果として、年間1200万円もの利益を生み出す運用を続け、資産1億円を築くまでに至っています。
2. なぜ「遅すぎる」と思われがちな年齢で成果を出せたのか
2.1 「プライドを捨てる勇気」という考え方
この投資家のエピソードで特に印象的なのは、「年齢を言い訳にしない」という姿勢そのものです。多くの人は年齢を重ねるほど、「今さら知らないと言えない」「若い人に教わるのは恥ずかしい」といった無形のプライドを抱えやすくなります。
しかし、新しいスキルや知識を身につける上で、このプライドこそが最大の障壁になっているケースは少なくありません。わからないことを素直に「わからない」と認め、教わる姿勢を持てるかどうかが、行動を起こせるかどうかの分かれ目になります。
2.2 時代の変化を味方につける
もう一つの重要な要素は、時代の変化を敏感に察知し、それを味方につけたことです。ネット証券の登場は、当時の投資環境における大きな転換点でした。こうした変化は、投資の世界に限らず、今後もさまざまな形で訪れます。
たとえば近年であれば、スマホひとつで口座開設から売買、積立設定までが完結するアプリの普及がそれにあたります。「新しい仕組みが出てきたときに、身構えずにまず触ってみる」という姿勢は、年齢に関係なく資産形成を有利に進めるための共通の武器になります。
3. 人生100年時代における「今さら遅い」の正体
3.1 「遅い」という感覚は誰の基準か
「投資を始めるのに遅すぎる年齢」というものが、実際に存在するのでしょうか。老後資金の準備という観点だけで見れば、確かに始める時期が早いほど、複利の効果を長く享受できるという事実はあります。
しかし、それは「早く始めた方が有利」という話であって、「ある年齢を過ぎたら始めても意味がない」という話とは異なります。63歳から資産形成を本格化させ、90代になっても現役で運用を続けているという実例は、その境界線が思っているよりずっと曖昧であることを示しています。
3.2 人生100年時代というものさし
人生100年時代という言葉が一般的になった今、60歳や65歳はもはや「終盤」ではなく、人生の折り返し地点に近い年代とも言えます。残りの人生が20年、30年とあるのであれば、その期間を「もう遅いから」と諦めて過ごすのか、「まだ間に合う」と捉えて行動するのかで、将来の生活の余裕は大きく変わってきます。
4. 今日からできる、無理のない第一歩
4.1 まずは制度を味方につける
何歳から始めるにしても、まず活用したいのがNISA(少額投資非課税制度)です。運用益が非課税になる制度を使わない手はありません。特に投資経験が浅いうちは、値動きの大きい個別株よりも、世界中の株式や米国株式に分散して投資できるインデックス型の投資信託を、少額の積立から始めるのが安心です。
証券口座の開設や積立設定も、今ではスマホひとつで完結する時代です。「パソコンやスマホの操作に不安がある」という場合は、今回紹介した投資家のように、身近な人に教わりながら少しずつ環境を整えていくというやり方も、決して恥ずかしいことではありません。
4.2 小さく始めて、続けることを優先する
資産形成において重要なのは、最初から大きな金額を動かすことではなく、無理のない金額で長く続けることです。月々数千円からの積立でも、10年、20年という時間をかければ、それなりの資産へと育っていきます。
①まずは少額のNISA積立から:いきなり大きな金額を動かさず、無理のない範囲でスタートする
②わからないことは素直に聞く:年齢や立場にかかわらず、知っている人に教わる姿勢を持つ
③新しい仕組みには一度触れてみる:食わず嫌いをせず、まず試してみることで可能性が広がる
まとめ
今回は、63歳から本格的に投資を始め、92歳になった今も現役で資産運用を続けているという投資家のエピソードをもとに、「年齢を言い訳にしない」という考え方についてお話ししました。
「もう遅いから」という言葉は、時に自分自身を守るための便利な言い訳になってしまいます。しかし、人生100年時代と言われる今、60代や70代はまだまだ新しいことを始められる年代です。まずはNISAでの少額積立など、無理のない一歩から、ご自身のペースで資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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