システムエンジニアの客先常駐について解説します!

私はシステムエンジニア(以下、SEと記載します。)として、

10数年働いてきました。

ちなみに前々職、前職の中堅SIerではずっと客先常駐でした。

そこで客先常駐のメリットデメリットをまとめてみました。

この記事におすすめの方々

・システムエンジニア(SE)を目指す方
・システムエンジニア(SE)で客先常駐をやっている方

SEの客先常駐について解説するよ~
よろしく~



システムエンジニアの客先常駐について


SEの方の中には客先常駐をする業務に従事している人と、そうでない人がいます。


客先常駐について


客先常駐とは、まさに言葉の通り顧客の指定する仕事場に常駐して働くことです。

なぜ客先に常駐しないといけないかと言いますと、

セキュリティレベルの高い業務ですと、情報流出の危険性があります。

個人情報が流出したというニュースを良く見ると思いますが、

そのようなリスクを減らすためでもあります。


また、プロジェクトを円滑に進めるため、

ユーザー(システムを使う人)とSE(システムを作る人)が同じ場所で、

システムを作っていく方が効率が良いですよね。

どんな業種で客先常駐が多いか


ではどんな業種で客先常駐が多いか見ていきましょう。

一番多いのが金融系になります。

理由としましては、個人情報の流出やシステムトラブルで業務を止めてしまうと、

世の中に多大な影響がでてしまうケースが多いからです。

みずほ銀行ATMのトラブルでは金融庁から厳しく対処がされています。

銀行だけでなく、証券業界や保険業界も免許制ですので、金融庁から監査があります。


私の客先常駐経験


私は新卒で中堅SIerに入社しました。

入社後3か月は研修期間でした。COBOLの研修をしました。(懐かしい)

研修期間後にすぐに某損保会社のビルに客先常駐となりました。

その際は特に面談などは無くスムーズにプロジェクト参画できました。

簡単にまとめますと私の客先常駐はこんな感じです。

私はずっと客先常駐ですね(笑)


現在、私は自社開発エンジニアとして従事しておりますので、
 
自社勤務またはテレワークをしています。
 
私の客先常駐経験 ~新卒入社~
2008年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2009年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2010年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2011年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2012年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2013年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2014年01月~12月:客先常駐(千葉県某所)
2015年01月~12月:客先常駐(横浜市某所)
2016年01月~12月:客先常駐(品川区某所)
2017年01月~08月:客先常駐(品川区某所)
~転職1回目~
2017年09月~12月:客先常駐(川崎市某所)
2018年01月~12月:客先常駐(品川区某所)
2019年01月~08月:客先常駐(横浜市某所)
~転職2回目~
2019年09月~12月:自社
2020年01月~12月:自社 or テレワーク
2021年01月~07月:自社 or テレワーク


大手SIerでも客先常駐はある


大手SIerのNTTデータや野村総合研究所のプロパー社員の方々であっても、

客先常駐はあります。

客先常駐は大手だからとか中小だからとか会社の規模は関係ありません。


システムエンジニアの客先常駐のメリットデメリットについて



メリットとデメリットを紹介していきます!!

メリット


メリットのまとめはこちらです。

詳細を見ていきましょう!!


メリット

1.常駐先の業務知識に詳しくなれる
2.プロジェクトメンバーと仲良くなれる
3.様々な経験を積める


1.常駐先の業務知識に詳しくなれる


例えば常駐先が生命保険会社の場合、

嫌でも生命保険会社の知識が付きます。

単語や略語が会社ごとに違いますので、

長くいればいるほどその業務のスペシャリストになれますよ。


前々職の上司は顧客よりも業務知識が詳しい方で、

プロジェクトメンバーだけでなくお客さんからも頼りにされていました。

2.プロジェクトメンバーと仲良くなれる


こちらは同じ会社だけでなく協力会社や、

大手SIerの方、さらには顧客と仲良くなることができます。

前々職の先輩(男性)が会社を辞める時に、お客さんとともに送別会を行ったのですが、

お客さん(女性)とハグしていました。(酔っ払いのじゃれあいですけどね。。)


3.様々な経験を積める


新入社員で客先常駐を経験する場合、

最初はプログラミングやシステムのテストを任されると思います。

若手社員になると、顧客と打ち合わせに出ることになったり、

協力会社のメンバーへ指示をしたりスケジュール管理をするなどもあるでしょう。

中堅社員やベテランになればプロジェクトを任されることになります。


人によってマネジメントをやりたい方、スペシャリストになりたい方と方向性は

違いますが、様々な経験ができます。


デメリット


デメリットのまとめはこちらです。

詳細を見ていきましょう!!

デメリット

1.上司が常駐先にいない場合、正当に評価されない
2.常駐先が遠い場合、通勤が大変
3.常駐先に長く居続けると、離れられない
4.愛社精神が無くなる
5.能力が無ければすぐに離任になる


1.上司が常駐先にいない場合、正当に評価されない


客先常駐では上司がいない場合があります。

2社目では若い方がプロジェクトの責任者になるケースが多いため、

上司は常駐先にいませんでした。正当な評価ができるか不安になりました。

2.常駐先が遠い場合、通勤が大変


常駐先が遠い場合、通勤が大変です。

私は通勤は楽な方が良いため、1度客先の近くに引っ越したことがあります。

新入社員の時からずっと千葉県に住んでいたのですが、

横浜のプロジェクトに異動になった際に、川崎に引っ越しました。

その後1度目の転職をするのですが、幸運なことに転職後に参画したプロジェクトの

勤務地が徒歩圏内でした。(笑)

3.常駐先に長く居続けると、離れられない


これはメリットでもありデメリットでもありますね。

常駐先にいてその業務のスペシャリストになってしまうと、すごく頼りにされます。

それは全然悪いことではないのですが、逆に離任しづらくなってしまいます。

責任感のある人であれば、離任できない気持ちが強くなります。

対策としては引き続き先の方を常に教育していくということが挙げられますね。

4.愛社精神が無くなる


転職を数回していくと、そもそも無い方もいるかもしれません。

客先常駐が多いと、自社に戻る機会が減ります。

前々職では月に一回帰社日が設けられていました。

しかし、業務優先であるため何かに理由を付けて、帰社しない人が多かったです。

1年間で1回も本社に帰らないとなると、自分がどの会社に所属しているか

わからなくなっちゃいますよね(笑)


5.能力が無ければすぐに離任になる


こちらはしょうがない部分はあるのですが、

能力が無ければすぐに離任になってしまいます。

若い方であれば、大目に見て貰えるのですが、ベテランが参画した場合、

能力が足りなければ、早めに離任という形になります。

客先常駐が嫌な場合


客先常駐が嫌な場合は、転職しましょう。


会社に部署異動をお願いしてもよいかもしれませんが、

異動先で客先常駐があるかどうかはわかりませんよね。


自分で資格試験を取得して、スキルUPして転職するしかありません。





客先常駐が嫌な方は、

SEからパッケージベンダーやWebデザイナーなどに転職しましょう!!



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